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床コーティング 公開:2026.07.07

エポキシ・ウレタン・ポリフレーク徹底比較|剥がれにくい塗床はどれ?

コンクリートの床を塗る「塗床(としょう)」には、いくつかの種類があります。ネットで調べると「エポキシがいい」「いやウレタンだ」と情報が割れて、かえって分かりにくいですよね。この記事では、代表的なエポキシ・ウレタン・ポリフレークの3つを、耐久性・見た目・向き不向きで正直に比較します。そして施工店として一番お伝えしたいのは、「剥がれにくさ」を決めるのは塗料の種類よりも下地処理だということです。

フレークで意匠仕上げしたコンクリート床

コンクリート床の塗装に使われる主な3種類

ガレージ・土間・駐車場・店舗などのコンクリート床を仕上げる工法は、大きく分けて次の3つがよく使われます。それぞれ「樹脂の性格」が違い、得意な場所・苦手な場所があります。

  • エポキシ樹脂——硬くて摩耗に強い、塗床の定番
  • ウレタン樹脂——弾力があり、ひび割れに追従しやすい
  • ポリフレーク(フレークフロア)——樹脂にフレーク(薄片チップ)を散布する意匠系の工法

「どれが一番いいか」ではなく、「その床に何を求めるか」で正解が変わります。順に見ていきましょう。

エポキシ・ウレタン・ポリフレークの特徴と向き不向き

エポキシ樹脂:硬さと定番の安心感

硬く仕上がり、摩耗や薬品に強いのが特徴。工場・倉庫の床で長く使われてきた実績があります。一方で硬いぶん紫外線で黄変しやすく、下地のひび割れに追従しにくいため、直射日光の当たる屋外や、ひびが動きやすい床では劣化が早まることがあります。

ウレタン樹脂:弾力でひび割れに追従

エポキシより弾力があり、下地の細かい動き・ひび割れに追従しやすいのが強み。歩行感もやわらかめです。反面、硬化に時間がかかる、傷が付きやすいといった面もあり、重量物や強い摩耗がかかる場所では仕様の見極めが要ります。

ポリフレーク:耐久性と「魅せる」意匠の両立

樹脂の層にカラーフレークを散布し、トップコートで閉じ込める工法です。単色ではないマーブル調の意匠に仕上がり、フレークがわずかな凹凸を作るため防滑性にも寄与します。紫外線・タイヤ痕・薬品に強い仕様が選べ、施工作業が最短1日で終わるのも特徴です(車の乗り入れ・完全硬化までの時間は、仕様や気候により別途かかります)。ガレージや玄関土間など「見た目にもこだわりたい床」で選ばれています。ポリフレーク単体の詳細はPolyFlake(ポリフレーク)とは?をご覧ください。

一覧で比較する

項目エポキシウレタンポリフレーク
硬さ・耐摩耗高い中〜高高い(トップコート依存)
ひび割れ追従低い高い中(弾性仕様・目地処理で対応)
紫外線(屋外)黄変しやすい製品により対応対応仕様あり
見た目単色が中心単色が中心フレークの意匠仕上げ
防滑性仕様による仕様によるフレークの凹凸で寄与
工期の目安数日数日(硬化長め)施工作業は最短1日 ※乗り入れ時期は別
向く場所屋内の工場・倉庫ひびが動く床・防水兼用ガレージ・土間・店舗

※ 各樹脂には多くの製品グレードがあり、上表は一般的な傾向です。実際の適否は下地の状態と使い方によって変わります。

結局どれがいいか、写真で相談を

床の状態と使い方をうかがえば、「この床ならこの工法が向いています」と根拠つきでお答えします。営業目的の押し売りはしません。

「剥がれにくさ」を決めるのは種類より下地処理

ここが一番大切です。エポキシでもウレタンでもポリフレークでも、剥がれる床の大半は「樹脂の選択ミス」ではなく「下地処理の不足」で剥がれます

コンクリート表面には、レイタンスと呼ばれる脆い層や油分・汚れがあります。これを研磨(ケレン=塗装前に表面を削って整える下地処理/ダイヤモンド研磨など)で取り除かずに塗ると、どんな高性能な塗料でも「脆い層に乗っているだけ」の状態になり、そこから剥離します。プロが施工時間の多くを下地処理に割くのはこのためです。

エポキシ塗床が「剥がれる」のも、原因の多くは下地処理

「エポキシが剥がれた」という失敗の多くは、エポキシが悪いのではなく下地処理が足りなかったケースです。塗料選びの前に、まず下地を正しく作れる業者かどうか——それが床選びで本当に見るべきポイントです。

用途別・おすすめの選び方

  • 屋内の工場・倉庫で、とにかく硬く安く——エポキシが定番。屋外の紫外線は当たりません
  • ひびが動きやすい床・防水も兼ねたい——ウレタン系が追従性で有利
  • ガレージ・玄関土間・店舗で、見た目にもこだわりたい——ポリフレーク。意匠性・防滑性・短い工期のバランスがよい
  • 直射日光が当たる屋外・駐車場——紫外線対応の仕様が前提。駐車場コンクリートの塗装もあわせてご覧ください

費用の考え方はガレージ床コーティングの費用相場で詳しく解説しています。

よくある質問

Q結局、一番長持ちするのはどれですか?
A「工法の種類」だけで寿命は決まりません。同じポリフレークでも下地処理と使い方で寿命は大きく変わります。現地で床の状態を見て、その床で一番長く保つ仕様をご提案します。
Q今ある古い塗床の上から、別の工法で塗り直せますか?
A旧塗膜の密着状態によります。浮いている場合は撤去・研磨が必要です。現地調査(無料)で確認し、必要な工程と金額を項目ごとにご提示します。
Q見積もりで気をつけて見る点はありますか?
A「下地処理」の工程が明記されているかを見てください。ここが曖昧・安すぎる見積もりは、後から追加請求や早期剥離につながりやすい箇所です。当社は項目ごとに明記し、ご説明のない追加請求はしません。
まずは、床の写真を送るだけ

お見積もり無料・ご説明のない追加請求なし・相見積もり歓迎

床コーティングのサービス詳細はサービス案内、仕上がりの実例は施工事例集をご覧ください。

この記事を書いた人

渡辺 将一(ワタナベ建装 代表)

神奈川県を中心に、外壁塗装・屋根・防水・床コーティング(PolyFlake)を手がける。現場での施工と、お客様との窓口を自ら担当。モットーは「正直な仕事を、この街で。」

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