屋根のカバー工法って??
最近、流行りだしている屋根のカバー工法での施工方法。
いろいろとメリットとデメリットがあって、消費者のご好評としては、賛否両論であると思います。
屋根カバー工法とは、既存の屋根材を剥がさないで、上から新しい屋根材を重ねていく工事の事をいいます。
施工方法の流れ
施工方法の流れとしましては、まずはコケや汚れが付着してしまった屋根材を高圧洗浄にて綺麗に洗い流していきます。
(高圧洗浄せずに、そのままカバーしてしまう事もあります)
汚れたまま新しい屋根材で閉じてしまうよりも、少しでも綺麗な状態で被せた方が、気持ちが良いという事で、水洗いを行っていきます。
次に、新規のコンパネを木下地を下に張っていき下地を固めていきます。
コンパネを取付けると屋根材の強度が上がるので、耐久性が上がります。
下地を固めた後、次に上に防水シートを張っていきます。
その後、屋根の役物を先に取付けていきます。
名称としましては、ケラバの板金材であったり、水切り板金というものです。
ぐるっと板金材を取付けたら、新規の屋根材を本張り作業をしていきます。
その後、雪止めや棟の板金材など、谷板金を取付けていきます。
屋根カバー工事のメリットとデメリット
屋根カバー工事にはメリットとデメリットが出てきます。
<メリット>
・屋根葺き替え工事に比べて既存の屋根材を解体する手間と廃材処分費が無くなって、コストがすごく抑えられる。
・既存屋根との2重での雨仕舞なので、雨漏り対策としては優れている。
・屋根塗装工事に比べると、耐久性能がアップして、材料によっては半永久的にメンテナンスが
不要となって将来的なランニングコストが良い
・屋根が2重になったことにより、遮音性、断熱性、遮熱効果が上がる
<デメリット>
・葺き替え工事と比べて、既存の屋根材が残る分、屋根が少し重たくなる
・古い屋根が残るので、綺麗になったというスッキリ感が減ってしまう。
メリットとデメリットの考察
屋根カバー工事のメリットは非常に多く、なにより廃材処理(アスベスト)が出ない分、環境にも優しいですし、雨漏り効果UP、遮音性なども良くなるので、これで費用も抑えられてとてもお勧めの工事内容であると思います。
デメリットの少し重たくなるですが、現在では軽量の屋根材が増えてきていますので、少しくらいの重さでは、まったく問題ないです。
まとめ
屋根カバー工事についての特徴でした。
あまり知られていない屋根カバー工法ですが、メリットは大きいので、是非、おススメの工事内容の一つと言えるのではないでしょうか。