屋根リフォームと火災保険の関連性について

火災保険

 

近年の自然災害において、住宅が被災をした際にリフォームすることを目にする機会も増えました。

台風などの風雨だけでなく、落雷や雹などにおいて住宅の屋根が破損するケースも珍しくありません。

何もせずに放置するわけにもいかず、ほとんどの家がリフォーム工事をして破損個所を直しています。

その際に火災保険が適用されると初めて知った方もいるのではないでしょうか?

そこで、火災保険は屋根リフォームにどう関連してくるのかを解説します。

 

意外と知らない火災保険の対象

 

一般的に火災保険と言われると、火災においてのみ適用される住宅用の保険だと思っている人は少なくありません。

しかし、実際には火災保険の適用される範囲は非常に広いのです。

簡潔に言えば、火事以外の自然災害による破損が対象になります。

落雷や雹、暴風雨、積雪、浸水や洪水など多岐に渡り適用されるのです。

中でも近年の災害で多く見られる屋根を破損した際に、屋根リフォーム工事などで火災保険が味方になってくれます。

 

屋根リフォームは火災保険が適用される?

 

あくまでも災害による破損と言う縛りはありますが、屋根リフォームをする際に火災保険が適用されます。

基本的に工事着工前に火災保険は申請するものですが、条件さえ揃えば工事が終わった後でも保険金は下りると言われています。

もちろん契約した保険の内容にもよります。

自然災害において火災保険は広い範囲で屋根リフォームの際に適用になるということは覚えておいて損はありません。

ただ、注意する点もあります。保険はあくまで原状復旧が目的です。

そのため新しくお洒落な外観にしたり、高価な部材を使用するなどといったことは適用範囲外です。

 

屋根リフォームで火災保険の申請に必要なもの

 

屋根リフォームをする際に火災保険を申請するときは、必ず被害にあった箇所の写真などが必要です。

これはすでにリフォーム工事を終えた場合でも必要になりますので、被災箇所の写真は事前に撮っておく必要があります。

工事業者は施工前と後に同じ箇所の写真を撮影しているはずなので、そちらに問い合わせると良いでしょう。

また工事にかかる見積書と保険会社の申請書類も用意してください。

保険の審査が通れば、保険金も無事に下りるはずです。

 

まとめ

自然災害で受けた破損などで屋根リフォームをするときは火災保険の対象になります。

火災保険は火災だけでなく、様々な自然災害で活用することができます。

申請には書類以外にも工事前の写真が必ず必要になるため、破損個所は自ら写真を撮影しておくと安心です。

あくまで現状復旧が目的ですので、必要以上に煌びやかな屋根に生まれ変わらせることはできません。

どこまで保険の適用範囲になるのか、保険会社にしっかり聞いておきましょう。

笠木板金の重要な役割とは

笠木

 

住宅には様々な加工処理が施されていますが、中には一般的に聞きなれない施工法や箇所が存在します。

特に笠木という言葉を知る人は少ないのではないでしょうか?

実は笠木は住宅にとって非常に重要な役割があります。

この笠木には様々な素材が活用されていますが、中でも丈夫な金属製の笠木板金がよく使用されています。

そこで、笠木板金についてどのような役割があるのか紹介していきます。

 

笠木板金とは

 

まず笠木というのは、陸屋根などのパラペットの上部やベランダの腰壁の上部に被さるように設置されている部位のことを言います。

堀や擁壁などの上部にレンガなどが付けられていれば笠木になります。

笠木には木材や金属など様々な素材が使われていますが、金属製の笠木のことを笠木板金と呼んでいます。

名称は知らず気にかけることもないかもしれませんが、一戸建て住宅やマンションなど誰でも目にしているはずです。

 

笠木板金が使用されている部分

 

笠木板金が使用される箇所として、一般的にはベランダやバルコニーの手すりが挙げられます。

ベランダの手すりで手をかける部分のすぐ下、外界と自宅を隔てる壁の上部に金属製の笠木が付けられていないでしょうか。

ベランダの壁を守るように被せられている笠木板金は、まさに頭に被る笠の役割をしています。

また陸屋根などの屋上にもパラペットと呼ばれる低い壁が設置されており、この壁の上部にも笠木板金が使用されていることがあります。

 

笠木板金は壁や躯体を保護する

 

笠の言葉が示す通り、笠木板金は被さっている壁や躯体を守るために使用されます。

どんなに丈夫な壁であっても、強烈な日光や風雨にさらされていると傷みが生じます。

長い年月をかけて壁の上部に亀裂などが生じれば、そこから雨水が侵入して腐食や雨漏りする可能性もあります。

笠木板金が上部に被さるように設置されていれば、そのような被害から住宅を守ることができます。

日常ではあまり気にならない部位かもしれませんが、実は笠木板金は住宅にとって非常に重要な役割が与えられているのです。

 

まとめ

笠木板金は住宅にとって、腐食や雨漏りを防ぐためになくてはならない大切なものです。

普段から普通に見かけるものですし、施工に詳しい専門的な知識を持ち合わせていなければ見過ごされる部分かもしれません。

しかし、その当たり前にある笠木板金によって、住宅は守られています。

防水性を高めるためには非常に重要ですし、見た目が良くなるという点でも笠木板金は外すことはできないでしょう。

屋根瓦の劣化症状と雨漏りリスクについて

瓦屋根

 

昔ながらの屋根と言えば「瓦屋根」だと思います。

「和瓦」や「日本瓦」などと言われて古くから屋根材として使われてきました。

そんな瓦屋根は耐久性が高く、メンテナンス不要と言われていますが、経年劣化により雨漏りを引きおこしてしまいます。

なぜ、屋根瓦は耐久性が高いのに雨漏りリスクが生じるのか矛盾に思う方も多いでしょう。

ここでは、屋根瓦の劣化による雨漏りリスクについて解説していきます。

 

屋根瓦の劣化状況

 

屋根瓦の本体は「粘土瓦」と言われて、耐久性が高く、「40~50年」くらいは持つと言われています。

しかし、瓦の固定や接着に使われている「漆喰」、「葺き土」、「緊結線」、下地の「野地板」、「防水紙」は10~20年で劣化が進むため、メンテナンスが必要となります。

これらを放置してしまうと、「瓦の崩れ」、「雨漏り」などの原因にもなってしまうため、定期的に手を加えなければなりません。

 

屋根瓦の雨漏りリスク

 

それでは具体的に経年劣化の影響による雨漏りリスクについて解説していきます。

 

漆喰の劣化からの雨水の侵入

 

棟瓦には漆喰という詰め物がありますが、経年劣化によってボロボロと剥がれてきます。

この漆喰が剥がれると、内部の葺き土まで剥がれ落ち、内部に隙間が生じてしまいます。隙間が生じるとそこから雨水が入り込んで、雨漏りの原因となってしまうのです。

また、棟瓦の強度も低下して崩れることにより雨漏りが発生してしまうケースもあります。

 

瓦のずれや割れからの雨水の侵入

 

桟瓦も地震や飛来物などの影響により、ずれたり割れたりすることがあります。

その影響で内部に雨水が長期間入り込むと雨漏りリスクが高まってしまいます。すぐに雨漏りすることは無いですが、割れた箇所から雨水が入り続けると、そのリスクは時間の経過とともに高まっていきます。

 

防水シートの破損

 

上記の「漆喰の剥がれ」や「瓦の割れ」などの影響により、内部に入り込んだ雨水が2次防水の防水シートを傷めることで雨漏りに繋がります。

この防水シートが最後の雨から屋根を守っている役目がありますが、その機能低下により雨漏りしてしまいます。

雨漏りはこの防水シートをいかに傷めないで、長期的に長持ちさせていけるかが非常に重要なポイントとなります。

 

まとめ

 

瓦屋根は本体は問題なくても、それ以外の箇所で不具合が生じてきます。

そのため、劣化状況を把握して、適切な時期にきちんとメンテナンスを行っていく事がとても大事となります。

化粧スレート屋根とは?その特徴について

スレート屋根

 

ガルバリウム鋼板と並び、多くの戸建てで使用されているのがスレート屋根です。

新築はもちろん、リフォーム時に選ばれることも多い屋根材で、様々な特徴を持っています。

もし屋根のリフォームを検討中の方は、スレート屋根を選んでみてはいかがでしょうか。

 

スレート屋根とは?

 

スレート屋根は、主に粘板岩などの素材を用いている屋根材です。

大きく分けて天然スレートと化粧スレートの2種類がありますが、特にポピュラーなのは化粧スレートになります。

粘板岩を使用しているのは天然スレートで、化粧スレートはセメントを主原料にしています。

コロニアルやカラーベストと呼ぶ場合もありますが、これらは基本的に商品名です。

スレート屋根の特徴は、カラーバリエーションの多さにあります。

明るめから暗めまで揃っていますので、様々な外観やマイホームのデザインに合わせることができます。

住まいのデザイン性を高めたい時や、おしゃれな屋根材をお探しの方におすすめです。

屋根材としてはポピュラーで、多数の住宅で使用されています。

 

スレート屋根のメリット

 

スレート屋根のメリットとして挙げられるのが費用です。

数ある屋根材の中では安価な部類に入るため、リフォーム費用を抑えることができます。

一概には言えないものの、1平方メートルあたり5,000円前後で済むこともあります。

スレート屋根は屋根材以外に使用する建材がないため、その分施工費用も安くなります。

屋根材の中では軽量な点もメリットでしょう。

スレート屋根は厚さが数ミリの屋根材で、瓦やガルバリウム鋼板に比べてとても軽量です。

屋根全体の重さを軽くできるため、住まいの耐震性を高めることにも繋がります。

日本でもっとも普及している屋根材なので、施工のノウハウが蓄積されていることもメリットと言えます。

 

スレート屋根のデメリット

 

スレート屋根のデメリットとなるのがメンテナンスです。

基本的に塗装が必要な屋根材で、数年から10年に1回は点検を受け、適切に塗装することが求められます。

スレート屋根には防水性がないため、塗装を行って防水性を高めることも重要です。

メンテナンスや塗装を怠ると、屋根から雨漏りしてしまう恐れがあります。

薄いセメント板のため、割れやすいことにも気をつけましょう。

もしヒビが入った時は、捕集や修理が必要になります。

 

まとめ

スレート屋根は広く普及している屋根材で、日本の住まいでは定番となっています。

屋根塗装など定期的なメンテナンスは求められますが、施工費用が安く、とても軽いのが魅力です。

費用を抑えたい方は、スレート屋根を検討してみると良いでしょう。

アスファルトシングル屋根とは?

シングル屋根

 

日本の一戸建ては、瓦やスレート、ガルバリウム鋼板などの屋根材が一般的です。

一方、海外の住宅でよく見られるのがアスファルトシングルで、日本でも少しずつ増えています。

様々メリットとデメリットがありますが、屋根リフォームの際は検討してみるのもおすすめです。

 

アスファルトシングル屋根とは

 

アスファルトシングルは、ガラス繊維を基材にしてアスファルトを浸透させ、表面に砂を吹き付けた屋根材になります。

ザラザラとした見た目が特徴で、アメリカやカナダでは100年以上も前から使われています。

北米ではポピュラーな屋根材であり、他の屋根材よりも多くのシェアを占めています。

日本では瓦やスレートほど普及していませんが、リフォーム時にアスファルトシングルを選ぶ方も増加しています。

施工費用も安価なため、場合によってはリフォーム費用を抑えることが可能です。

 

アスファルトシングル屋根のメリット

 

アスファルトシングルのメリットは、非常に軽い点にあります。

軽量な屋根材とされるスレートよりも軽く、1平方mあたり10kg前後となっています。

そのため屋根が軽くなり、住宅に与える負荷も軽くすることができます。

結果的に住まいの耐震性が高まるので、地震が多い日本には適した屋根材と言えます。

防音性や防水性能が高いこともメリットでしょう。

アスファルトシングルは仕上げる際に防水シートを使っており、内部に雨水が侵入しづらい屋根材です。

表面の砂粒が音を吸収しますので、他の屋根材に比べて防音性が優れています。

金属製の屋根材のように、雨の叩きつける音が気になることもありません。

 

アスファルトシングル屋根のデメリット

 

アスファルトシングルには、デメリットもいくつかあります。

特にネックとも言えるのは、風で飛ばされやすい点です。

アスファルトシングルは施工時に接着剤や釘で止める一方、屋根材自体が軽くて薄いため、風で飛ばされることがあります。

もちろん多少の風で飛ばされる心配はありませんが、台風や強風時は注意が必要です。

小まめな点検やメンテナンスを行いましょう。

湿気に弱いため、カビや苔が生えやすいこともデメリットと言えます。

高温多湿な地域にお住まいの方は、影響を受けやすいので注意しましょう。

定期的に屋根を洗浄したり、塗装したりすることが必要になります。

 

まとめ

 

アスファルトシングルは日本では珍しい屋根材ですが、少しずつ普及しています。

北米では100年以上の実績があるため、信頼性は十分と言えるでしょう。

特に軽くて防音性が高いので、屋根の耐震性や防音性を高めたい方におすすめです。

ガルバリウム鋼板とはどのような屋根材?

ガルバリウム鋼板屋根

 

一口に屋根材と言っても色々とありますが、耐久性やデザインのバリエーションから広く選ばれているのがガルバリウム鋼板です。

一戸建てではポピュラーな屋根材で、多くのメリットがあります。

ただし、特有のデメリットもあるため、屋根をリフォームする際は慎重に判断しましょう。

 

ガルバリウム鋼板とは?

 

ガルバリウム鋼板は、鋼板にアルミや亜鉛などの素材を混ぜて作られた素材を言います。

1970年代にアメリカで生まれたサイディングボードで、現在は日本でも広く普及しています。

ガルバリウム鋼板は屋根材として多用されていますが、外壁として使用する戸建ても多いです。

横葺きや縦葺きなど種類も豊富で、同じガルバリウム鋼板でもデザインによって見た目が大きく変わります。

ガルバリウム鋼板と並んで人気の屋根材にはスレートがあります。

ただ、スレートは石やセメントでできているため、ガルバリウム鋼板とは素材自体が異なります。

 

ガルバリウム鋼板のメリット

 

屋根材としてのガルバリウム鋼板のメリットは、耐久性の高さが挙げられます。

金属系の屋根材ですが錆びにくく、耐用年数は25~30年とされています。

さらに適切なメンテナンスをすることで寿命は伸び、40年以上使うことが可能と言われています。

屋根材自体が頑丈ですので、地震の揺れにも耐えることができます。

断熱性の高さもガルバリウム鋼板のメリットです。

一般的な金属屋根は熱を通しやすく、外気の影響を大きく受けてしまいます。

ところがガルバリウム鋼板は熱貫流率が低く、瓦やスレートより断熱効果を生む場合もあります。

カラーバリエーションなどデザインの多さもメリットと言えます。

他の素材ともマッチしやすく、外壁やエクステリアと調和を取ることが可能です。

 

ガルバリウム鋼板のデメリット

 

ガルバリウム鋼板のデメリットとも言えるのがコストです。

他の屋根材と比べて価格が高く、施工費用が膨らんでしまう可能性があります。

中でも断熱材を入れた場合はコストが高くなるため、予算オーバーには注意が必要です。

自然環境の影響を受けやすいこともデメリットと言えます。

ガルバリウム鋼板は金属のため、特に塩害には注意する必要があります。

長持ちさせるためには、定期的に屋根塗装を行うなど適切なメンテナンスが求められます。

 

まとめ

 

ガルバリウム鋼板は定番の屋根材であり、多くの建物で採用されています。

特に頑丈で長持ちしますので、屋根材の耐久性を重視する方は候補に入れると良いでしょう。

ただし、コストが高くなる傾向があります。

屋根をリフォームする際は、しっかり予算と相談しましょう。

知っておきたい屋根形状の種類

住宅街・イメージ

 

屋根は建物のイメージを決める大きな要素であると同時に、建物を雨風から守ってくれる重要な機能を果たしています。

この屋根にしっかりメンテナンスを行うということが、結果的に建物全体の耐久性を上げることにつながります。

屋根が傷んでいると、建物が古いイメージになるなど大きく印象を左右するので、屋根リフォームは大切です。

 

屋根の目的

 

屋根には、大きく二つの役割があります。

一つ目は美観的観点です。

そして、もう一つの重要な役割が、建物を雨風から守るということです。

屋根だけで雨水を防止しているわけではありませんが、間違いなく第一の砦となっています。

この屋根に破損箇所があると雨水は建物内部に侵入し、天井のシミや雨漏りとなって室内に現れます。

室内で雨漏りに気がついたときはすでに遅く、天井裏には大量の雨水が侵入しているのです。

雨水は柱や梁を侵食し、建物の強度を落とします。

湿った環境はカビやシロアリの温床ともなってしまい、建物に甚大な被害を与えてしまうのです。

 

屋根の形状

 

最近の建物は、実に様々なデザインがあります。

それに合わせた屋根のスタイル、材質のものが発売されています。

屋根には一体どのような形状があるのでしょうか。

 

1.切妻屋根

トラブルが少なくメンテナンスが簡単

 

2.片流れ屋根

形状がシンプルで工事が簡単

 

3.寄棟屋根

耐久性があり雨漏りにも強い

 

4.方形屋根

頑丈な構造

 

5.入母屋屋根

屋根裏の断熱、通気性が高いが工事が高額

 

それぞれにメリット・デメリットがあり、居住地域によっても向き不向きがあるので、総合的に判断しましょう。

 

屋根の材質

 

屋根材も実に様々な材質があります。

最近では、新素材の開発なども進みました。

比較的安い金額で施工できる屋根材には、「スレート」「トタン」「ガルバリウム鋼板」などがあります。

トタンは耐用年数が短いので注意しましょう。

デザイン性を重視する場合には、「粘土瓦」や「アスファルトシングル」がおすすめです。

耐久年数も長く、メンテナンス費用の軽減になります。

屋根材の種類としては、主に以下のものが一般的に用いられています。

 

1.粘土瓦

2.セメント、コンクリート瓦

3.化粧スレート

4.天然スレート

5.トタン

6.ガルバリウム鋼板

7.銅板

8.アスファルトシングル

 

まとめ

 

屋根は家の印象を決める大きな要素でもあります。

好みのデザインを実現する重要なポイントなので、手は抜けません。

建物の耐久性を守る重要な役割があります。

お住いの環境やデザインを考慮して、最適な屋根を作りましょう。

軒天を張り替える必要性について

軒天

 

建物というものは、建てて終わりではありません。

長く住むものなので、定期的なメンテナンスが必須です。

しかし、建物には屋根や外壁、室内とたくさんのパーツによって作られており、それぞれのタイミングも異なってきます。

そのリフォームは必要なのか、目的など疑問がたくさんあることでしょう。

そこで、「軒天」について知っておきましょう。

 

軒天とは

 

「軒天」という言葉を初めて聞いた、という方も多いのではないでしょうか。

この「軒天」とは、主に屋根の裏側の部分を指しています。

要するに一般住宅で言う三角屋根から出っ張った部分、住居から屋根がはみ出ている部分の裏側です。

玄関のひさしの裏、外階段の裏なども「軒天」と呼びます。

この場所は外部ではありますが、屋根のように直接雨水にさらされるわけではありません。

ただ水が溜まりやすく、徐々に傷みが進行してくる箇所です。

この部分にシミなどが見つかった場合には、雨漏りが生じていると思われるので調査をしなければいけません。

 

軒天の張り替えは必要か

 

軒天は軒の裏側、多少傷んでいても建物や住むのに問題ない箇所、特に張り替えの必要はないのではないかと思います。

この軒天には、どのような役割りがあるのでしょうか。

軒というのは建物に雨風が入りにくくする、という重要な役割りを持っています。

最近ではデザイン上軒のない家もありますが、実はこの軒は家の出入りの際に雨水が室内に侵入しにくくするという、大きな役割りを持っています。

ほんの少しでも軒があることで、雨水の吹き込みが変わります。

そして軒天は、その大切な軒を保護する役割があります。

火事などの際にこの軒天がなければ火の粉が屋根裏に侵入し、延焼の恐れが大きくなるのです。

害虫や害獣の侵入も防いでくれます。

 

軒天張り替え工事と相場

 

軒天は、足場が必要となる工事です。

外壁塗装や屋根塗装の際に合わせて行うことが多いでしょう。

湿気がたまりやすい場所なので、塗装が剥がれていたりすると軒天を傷めてしまう要因となります。

軒天には、様々な材質が用いられています。

カラーベニヤや化粧合板といった木材系、ケイカル板やエクセルボードといった不燃材、ガルバリウム鋼板のような金属系などです。

劣化の状態により、再塗装、不燃在被せ、張り替えがあります。

費用は足場代と材料費など、平米辺り800円から1500円程度必要となります。

フッ素などの高耐久性塗料を用いる場合には、費用も高くなります。

 

まとめ

 

二の次になってしまいがちな軒天の張り替えですが、実は軒天の汚れは案外目立ちます。

軒天にカビが生じている場合には、雨漏りをしている可能性が高いので注意が必要です。

外壁塗装や屋根塗装の際に合わせて行うことで費用も軽減させることができるため、二の次にせず、しっかりと軒天のメンテナンスも行いましょう。

屋根リフォームの必要性や助成金について解説

越屋根 戸建て住宅

 

屋根のリフォームは費用も大きく、かなりの負担になります。

しかし、行わなければ建物の寿命を縮め、結果として大規模修繕へとつながってしまいます。

そこで、ここでは屋根リフォームの必要性やその際に知っておきたい助成金についても簡単に解説していきます。

 

屋根リフォームの必要性

 

住宅に住み続ける際に、屋根リフォームは必須項目になります。

屋根は、建物を風雨から守ってくれています。

この屋根のメンテナンスを怠ると雨水が建物内に侵入したり、台風の際に大きな被害を引き起こしてしまいます。

天井にしみが出て雨漏りに気がついた時には、すでに天井内部には大量の水が侵入していると想定され、こうなると大規模修繕が必要となってくることから、しっかりとメンテナンスを行いましょう。

メンテナンスは屋根材や塗料の耐用年数が大体10年ということもあり、10年に一度を目安に行うことが推奨されています。

 

屋根リフォームの内容

 

屋根リフォームには、いくつかの工法があります。

 

屋根張り替え工法

 

築年数が経っている建物には、張り替え工法を行います。屋根材、防水シート、屋根板を全て剥がし、やり直します。そのため工期や費用がかかります。

 

カバー工法

 

カバー工法は既存の屋根をカバーするように、新しい屋根材でカバーする工法です。

既存の屋根の上に施工するので屋根撤去などがない分、工期や費用的にも軽くなりますが、すでに雨漏りなどの破損箇所がある場合には、下地の補修が行える葺き替えの方が良いケースもあります。

 

屋根塗装

 

屋根塗装は、塗料の剥がれや防水効果が切れた場合に行います。

 

屋根リフォームの助成金

 

屋根リフォームは大きな費用がかかり、負担も大きくなります。

そんな時に「助成金」がもらえるかもしれない、ということを知る人は少ないかもしれません。

これは主に市町村が支給しているものなのですが、要件を満たせば助成金が支給されます。

 

1.太陽光システムの設置

2.断熱回収に関連する工事

3.耐震診断や耐震補強工事

補助金の支給相場は3万円から10万円ほどが多いようです。

 

<支給要件>

1.税金を滞納していないこと

2.暴力団員と関わりのないこと

3.居住目的であること

以上の要件が満たされているときは、行政へ確認してみましょう。

 

まとめ

 

大きな金額の動く屋根リフォームですから、助成金などをうまく使い、少しでも負担を減らしたいところです。

リフォームに関する減税などもあるので、住んでいる地域の情報を調べてみると良いでしょう。

見積もりは必ず相見積もりを取るということも、結果費用を抑えるためにはとても重要です。

火災保険が使える屋根リフォームの種類とは

瓦の葺き替え

 

屋根のリフォームはあまり頻繁に行うものではないため、初めて依頼するという方も多く、戸惑うのではないでしょうか。

屋根のリフォームとは一体どのようなことを行うのか、相場など分からないことだらけです。

そして、自然災害の場合にはどのような屋根リフォーム方法で火災保険が使えるのか知っておきたいところです。

ここでは、屋根リフォームの種類や相場、火災保険の適用について解説していきます。

 

火災保険が使える屋根リフォームの種類

 

屋根のリフォームにはいくつかの種類があります。

自宅の屋根がどのような形状なのかで、行う内容が変わってきます。

かかる日数や費用にも、当然差が出てきます。

そして下記の工事であれば、屋根リフォームが使えますので参考にしてください。

 

1.屋根葺き替え工法

 

屋根材と防水シート、野地板を全撤去し新しいものと張替える工事です。

屋根葺き替え工事の場合には、60万円から200万円ほどの費用が必要です。

屋根の全てを撤去して張り替えるので、大掛かりとなります。

 

2.カバー工法

 

既存の屋根の上に新しく重ねるように屋根材を取り付ける工事です。

カバー工法の場合には、80万円から120万円が相場です。

ただし、すでに屋根の防水シートに破損があるなどで浸水している場合には、葺き替える必要があります。

 

3.屋根葺き直し工事

 

既存の瓦を再利用して、下地の防水シートと野地板を新しく張替え、交換する工事となります。

屋根葺き直し工事は50万円から160万円です。

ただし、屋根の状況によっては葺き替え工事と予算が変わらないため、おすすめできないケースもあります。

 

4.漆喰補修工事

 

日本瓦の下にひかれている漆喰を入れ替えるなどの補修を行います。

漆喰補修工事は30万円から80万円です。

そのほか、劣化状況により銅線の巻き直しや鬼瓦の漆喰塗りなども必要となります。

 

火災保険が使えない屋根リフォームとは

 

火災保険は主に、経年劣化ではなく、自然災害によって屋根材や下地の不具合、雨漏りが発生した場合にその修繕費用としての保険です。

そのため、メンテナンスを目的とした屋根塗装工事は保険適用外となります。

また、関係のない箇所のリフォームも適用外となりますので、注意が必要です。

 

まとめ

 

建物リフォームには、大きな費用がかかります。

もし少しでも保険で賄うことができれば、とても助かります。

実は保険に入っていることすら忘れているという方も少なくないと思いますが、今一度保険を再確認して、必要な時に適切に利用すると無駄がありません。