屋根のリフォームは費用も大きく、かなりの負担になります。
しかし、行わなければ建物の寿命を縮め、結果として大規模修繕へとつながってしまいます。
そこで、ここでは屋根リフォームの必要性やその際に知っておきたい助成金についても簡単に解説していきます。
屋根リフォームの必要性
住宅に住み続ける際に、屋根リフォームは必須項目になります。
屋根は、建物を風雨から守ってくれています。
この屋根のメンテナンスを怠ると雨水が建物内に侵入したり、台風の際に大きな被害を引き起こしてしまいます。
天井にしみが出て雨漏りに気がついた時には、すでに天井内部には大量の水が侵入していると想定され、こうなると大規模修繕が必要となってくることから、しっかりとメンテナンスを行いましょう。
メンテナンスは屋根材や塗料の耐用年数が大体10年ということもあり、10年に一度を目安に行うことが推奨されています。
屋根リフォームの内容
屋根リフォームには、いくつかの工法があります。
屋根張り替え工法
築年数が経っている建物には、張り替え工法を行います。屋根材、防水シート、屋根板を全て剥がし、やり直します。そのため工期や費用がかかります。
カバー工法
カバー工法は既存の屋根をカバーするように、新しい屋根材でカバーする工法です。
既存の屋根の上に施工するので屋根撤去などがない分、工期や費用的にも軽くなりますが、すでに雨漏りなどの破損箇所がある場合には、下地の補修が行える葺き替えの方が良いケースもあります。
屋根塗装
屋根塗装は、塗料の剥がれや防水効果が切れた場合に行います。
屋根リフォームの助成金
屋根リフォームは大きな費用がかかり、負担も大きくなります。
そんな時に「助成金」がもらえるかもしれない、ということを知る人は少ないかもしれません。
これは主に市町村が支給しているものなのですが、要件を満たせば助成金が支給されます。
1.太陽光システムの設置
2.断熱回収に関連する工事
3.耐震診断や耐震補強工事
補助金の支給相場は3万円から10万円ほどが多いようです。
<支給要件>
1.税金を滞納していないこと
2.暴力団員と関わりのないこと
3.居住目的であること
以上の要件が満たされているときは、行政へ確認してみましょう。
まとめ
大きな金額の動く屋根リフォームですから、助成金などをうまく使い、少しでも負担を減らしたいところです。
リフォームに関する減税などもあるので、住んでいる地域の情報を調べてみると良いでしょう。
見積もりは必ず相見積もりを取るということも、結果費用を抑えるためにはとても重要です。