火災保険が使える屋根リフォームの種類とは

瓦の葺き替え

 

屋根のリフォームはあまり頻繁に行うものではないため、初めて依頼するという方も多く、戸惑うのではないでしょうか。

屋根のリフォームとは一体どのようなことを行うのか、相場など分からないことだらけです。

そして、自然災害の場合にはどのような屋根リフォーム方法で火災保険が使えるのか知っておきたいところです。

ここでは、屋根リフォームの種類や相場、火災保険の適用について解説していきます。

 

火災保険が使える屋根リフォームの種類

 

屋根のリフォームにはいくつかの種類があります。

自宅の屋根がどのような形状なのかで、行う内容が変わってきます。

かかる日数や費用にも、当然差が出てきます。

そして下記の工事であれば、屋根リフォームが使えますので参考にしてください。

 

1.屋根葺き替え工法

 

屋根材と防水シート、野地板を全撤去し新しいものと張替える工事です。

屋根葺き替え工事の場合には、60万円から200万円ほどの費用が必要です。

屋根の全てを撤去して張り替えるので、大掛かりとなります。

 

2.カバー工法

 

既存の屋根の上に新しく重ねるように屋根材を取り付ける工事です。

カバー工法の場合には、80万円から120万円が相場です。

ただし、すでに屋根の防水シートに破損があるなどで浸水している場合には、葺き替える必要があります。

 

3.屋根葺き直し工事

 

既存の瓦を再利用して、下地の防水シートと野地板を新しく張替え、交換する工事となります。

屋根葺き直し工事は50万円から160万円です。

ただし、屋根の状況によっては葺き替え工事と予算が変わらないため、おすすめできないケースもあります。

 

4.漆喰補修工事

 

日本瓦の下にひかれている漆喰を入れ替えるなどの補修を行います。

漆喰補修工事は30万円から80万円です。

そのほか、劣化状況により銅線の巻き直しや鬼瓦の漆喰塗りなども必要となります。

 

火災保険が使えない屋根リフォームとは

 

火災保険は主に、経年劣化ではなく、自然災害によって屋根材や下地の不具合、雨漏りが発生した場合にその修繕費用としての保険です。

そのため、メンテナンスを目的とした屋根塗装工事は保険適用外となります。

また、関係のない箇所のリフォームも適用外となりますので、注意が必要です。

 

まとめ

 

建物リフォームには、大きな費用がかかります。

もし少しでも保険で賄うことができれば、とても助かります。

実は保険に入っていることすら忘れているという方も少なくないと思いますが、今一度保険を再確認して、必要な時に適切に利用すると無駄がありません。