屋根は建物のイメージを決める大きな要素であると同時に、建物を雨風から守ってくれる重要な機能を果たしています。
この屋根にしっかりメンテナンスを行うということが、結果的に建物全体の耐久性を上げることにつながります。
屋根が傷んでいると、建物が古いイメージになるなど大きく印象を左右するので、屋根リフォームは大切です。
屋根の目的
屋根には、大きく二つの役割があります。
一つ目は美観的観点です。
そして、もう一つの重要な役割が、建物を雨風から守るということです。
屋根だけで雨水を防止しているわけではありませんが、間違いなく第一の砦となっています。
この屋根に破損箇所があると雨水は建物内部に侵入し、天井のシミや雨漏りとなって室内に現れます。
室内で雨漏りに気がついたときはすでに遅く、天井裏には大量の雨水が侵入しているのです。
雨水は柱や梁を侵食し、建物の強度を落とします。
湿った環境はカビやシロアリの温床ともなってしまい、建物に甚大な被害を与えてしまうのです。
屋根の形状
最近の建物は、実に様々なデザインがあります。
それに合わせた屋根のスタイル、材質のものが発売されています。
屋根には一体どのような形状があるのでしょうか。
1.切妻屋根
トラブルが少なくメンテナンスが簡単
2.片流れ屋根
形状がシンプルで工事が簡単
3.寄棟屋根
耐久性があり雨漏りにも強い
4.方形屋根
頑丈な構造
5.入母屋屋根
屋根裏の断熱、通気性が高いが工事が高額
それぞれにメリット・デメリットがあり、居住地域によっても向き不向きがあるので、総合的に判断しましょう。
屋根の材質
屋根材も実に様々な材質があります。
最近では、新素材の開発なども進みました。
比較的安い金額で施工できる屋根材には、「スレート」「トタン」「ガルバリウム鋼板」などがあります。
トタンは耐用年数が短いので注意しましょう。
デザイン性を重視する場合には、「粘土瓦」や「アスファルトシングル」がおすすめです。
耐久年数も長く、メンテナンス費用の軽減になります。
屋根材の種類としては、主に以下のものが一般的に用いられています。
1.粘土瓦
2.セメント、コンクリート瓦
3.化粧スレート
4.天然スレート
5.トタン
6.ガルバリウム鋼板
7.銅板
8.アスファルトシングル
まとめ
屋根は家の印象を決める大きな要素でもあります。
好みのデザインを実現する重要なポイントなので、手は抜けません。
建物の耐久性を守る重要な役割があります。
お住いの環境やデザインを考慮して、最適な屋根を作りましょう。