屋根塗装工事は古くなった屋根を綺麗にして美観を良くするという意味もございますが一番重要なのは、既存の屋根材を雨水から保護して寿命を延ばしていくという効果が大切です。
一般的なコロニアル屋根で言いますと、屋根材が雨水を吸い込み続けると、晴れの日に乾いて雨の日に湿ってを繰り返し、屋根材が反りあがってきます。
反りあがってくると、屋根材が割れてしまい、剥がれ落ちてきます。
そうなった場合に、直ぐに屋根から雨漏りするというケースは少ないですが、下地の防水シートが直で雨水を受けるので、劣化が進行して防水シートが破けてしまったときに雨漏りが起きてしまいます。
この状況がいつ起きるのかは不明ですが、およそ15年~20年位の間にこのような状況、状態が起きることが多いです。
そうならないようにするために、既存の屋根を塗膜で覆い雨水の吸収を防ぐ為に屋根塗装を行うのです。
屋根塗装工事の流れ
屋根塗装では、一般的な流れとして、まず初めに、高圧洗浄で既存のコケや汚れなどを綺麗に洗い流す作業から始まります。
高圧洗浄をしないまま塗装を行ってしまうと、しっかりと塗料が屋根材に付着しませんので塗膜がはくりしてしまう原因になります。
そのあとに、一回目の塗装に入ります。
一回目というのは全部で3回から4回ほど屋根材に塗装を行います。
はじめは、シーラーという下地材を塗っていきます。
2回目は主剤を塗っていき中塗りと言います。
中塗りを塗布しあとは、3回目の上塗りをしていきます。
また、状況に応じて、3回塗っても塗料がノリ切らな時には4回目も上塗りをする場合もあります。
屋根塗料の種類
一般的な塗料の種類
一番安く上げるなら「アクリル」、次に「ウレタン シリコン」、最高級塗料「無機フッ素 光触媒」となります。
おススメの塗料はシリコン系の塗料です。
耐久年数は上から2番目でおよそ12年~15年位の耐久度と一般的にはいわれています。
価格的にもウレタン塗料とさほど変わりはありませんので非常にバランスのとれた塗料ではないでしょうか。
フッ素ともなると、耐久年数は一気に上がりますが、それに比例して価格も一気にあがりますので、あまりそこまでおススメはできません。
まとめ
屋根塗装工事をしっかりと施工することによって屋根材の寿命に大きく影響を与えます。
雨漏りしてからでは屋根塗装はできません。
出来なくはありませんが、長持ちしないですし、適切な手法とはとても言い切れなくなってしまいます。
良い、屋根塗装工事の時期と塗料をご検討してみてください。