ガルバリウム鋼板とはどのような屋根材?

ガルバリウム鋼板屋根

 

一口に屋根材と言っても色々とありますが、耐久性やデザインのバリエーションから広く選ばれているのがガルバリウム鋼板です。

一戸建てではポピュラーな屋根材で、多くのメリットがあります。

ただし、特有のデメリットもあるため、屋根をリフォームする際は慎重に判断しましょう。

 

ガルバリウム鋼板とは?

 

ガルバリウム鋼板は、鋼板にアルミや亜鉛などの素材を混ぜて作られた素材を言います。

1970年代にアメリカで生まれたサイディングボードで、現在は日本でも広く普及しています。

ガルバリウム鋼板は屋根材として多用されていますが、外壁として使用する戸建ても多いです。

横葺きや縦葺きなど種類も豊富で、同じガルバリウム鋼板でもデザインによって見た目が大きく変わります。

ガルバリウム鋼板と並んで人気の屋根材にはスレートがあります。

ただ、スレートは石やセメントでできているため、ガルバリウム鋼板とは素材自体が異なります。

 

ガルバリウム鋼板のメリット

 

屋根材としてのガルバリウム鋼板のメリットは、耐久性の高さが挙げられます。

金属系の屋根材ですが錆びにくく、耐用年数は25~30年とされています。

さらに適切なメンテナンスをすることで寿命は伸び、40年以上使うことが可能と言われています。

屋根材自体が頑丈ですので、地震の揺れにも耐えることができます。

断熱性の高さもガルバリウム鋼板のメリットです。

一般的な金属屋根は熱を通しやすく、外気の影響を大きく受けてしまいます。

ところがガルバリウム鋼板は熱貫流率が低く、瓦やスレートより断熱効果を生む場合もあります。

カラーバリエーションなどデザインの多さもメリットと言えます。

他の素材ともマッチしやすく、外壁やエクステリアと調和を取ることが可能です。

 

ガルバリウム鋼板のデメリット

 

ガルバリウム鋼板のデメリットとも言えるのがコストです。

他の屋根材と比べて価格が高く、施工費用が膨らんでしまう可能性があります。

中でも断熱材を入れた場合はコストが高くなるため、予算オーバーには注意が必要です。

自然環境の影響を受けやすいこともデメリットと言えます。

ガルバリウム鋼板は金属のため、特に塩害には注意する必要があります。

長持ちさせるためには、定期的に屋根塗装を行うなど適切なメンテナンスが求められます。

 

まとめ

 

ガルバリウム鋼板は定番の屋根材であり、多くの建物で採用されています。

特に頑丈で長持ちしますので、屋根材の耐久性を重視する方は候補に入れると良いでしょう。

ただし、コストが高くなる傾向があります。

屋根をリフォームする際は、しっかり予算と相談しましょう。